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第二十五話 大門を打つ

last update Tanggal publikasi: 2025-07-31 07:17:29

第二十五話    大門を打つ

一八七二年 (明治五年) 江戸の街と呼ばれていた場所は、東京へと名前が変わっていた。

ただ、どうしても『江戸』と呼ぶ人もまだ多い。

そして、今までの『将軍』と呼ばれる人はおらず、総理大臣と呼ばれる者になっていた。

それは、初代 内閣総理大臣 「伊藤博文」である。

これは時代が進んだ証であり、髷や刀などといった物が世間から消えていったことである。

しかし、江戸の名残《なごり》もあり、変わらぬ文化も存在する。

ここ、吉原である。

吉原は幕府公認の妓楼《ぎろう》街《がい》であり、存在は江戸から明治になっても存在していた。

ここに昔から変わらぬ妓楼も数多く存在している。

そのひとつ、三原屋である。

多くの見世は、○○屋から ○○楼と、洋風を取り入れた名前に変わっていたりする。

その中には、衣装も着物から洋服を取り入れている見世も出てきていた。

「こら梅乃―っ!」

「ひゃーっ」 梅乃が走って逃げている。

「小夜ちゃん……梅乃ちゃん、今度は何をしたの?」

古峰は、梅乃が逃げている理由《わけ》を小夜に聞くと

「すぐ、わかるよ……」 小夜が冷めた口調で話す。

「あんたた
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